独り言「横浜の山手」

 最近、文庫本などの活字の小さい本は目が疲れて困ります。そこでオーディオブックやオーディブルなどの聴く本を検討しています。ところが、ユーチューブのナレーションで本を読んでくれるのを見つけました。昨晩は「一房の葡萄」有島武郎の作品、朗読は窪田等。
 「僕の通っていた学校は横浜の山の手」という言葉が耳に飛び込んできました。先日、従姉妹と行ったところです。続いて耳をすますと「そこいらは西洋人ばかり住んでいる町で、僕の学校も教師は西洋人ばかりでした」山手の整然と造られた街並みを思い浮かべる。さらに、この作品の美しい日本語が耳に心地よく響いて就寝前に至福のひとときを過ごしました。
 従姉妹が通った学校は横浜共立学園。先日の金曜日の夕方、放課後の生徒たちが山手の街並みの中を歩いている。元町から「港の見える丘公園」へ至る長い坂道を苦にもならずに歩いたデート。二人の従姉妹の頭の中ではユーミンの曲が鳴ってるよう「あの日にかえりたい」でした。

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