読書「100年足腰」


 著者は巽一郎医師。副タイトルに「死ぬまで歩けるからだの使い方」とあります。この医師は整形外科医で「ひざ関節の手術」を専門にしてきたそうです。しかし、手術をする前に保存療法を勧めているとのことです。読んでいて、この医師は本当に患者のことを思ってくれているという熱意が伝わってきました。
 私は医者嫌いですが、世の中にはこういう患者に寄り添う医師もいるのだと思いました。この医師ならば信頼してもいいと思います。なぜかというと、この医師は「原因と結果の法則」に言及しています。これに私は納得しました。
 私が医師不信なのは、例えば、血圧の数値が高いとすぐに降圧剤を処方することです。これは信用できません。なぜなら、血圧が高ければ下げればいいという安易な発想だからです。なぜ、血圧が高いのかの原因を追求すべきでしょう。人間の体は自然治癒力を持っていて、どこか体に異常があるから自ら血圧を上げているのではないでしょうか。自らの体に必要だから血圧を上げていると私は思うのです。とすれば、自ら血圧を上げている原因を取り除くことが重要で、安易に薬で血圧を下げることが体に良いこととは思えません。無理に血圧を下げると、こんどは頭に血液が十分に行き渡らず認知症になってしまうのではないかと心配します。
  少し脱線しました。この医師は信頼できます。死ぬまで歩けるからだを目指します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA