小説「仏教のながれ1」その4

 お釈迦様は8年の歳月をかけて法華経を説き終わり入滅の2月15日に一日一夜で涅槃経を説いて入滅されました。宝寿80歳のことでありました。
 お釈迦様の入滅後、弟子たちはお釈迦様の教えが後世に伝えられなくなることを恐れ、五百人の弟子が集まって互いに教えを暗誦(あんじゅ)して第一回の結集をしました。その後、滅後百年に第2回目の結集を行い、滅後二百五十年ごろ千人の僧を集め第三回の結集を行いました。このころから文字が使われるようにもなりました。さらに滅後七百年ごろ、五百の小乗学者、五百の大乗学者、五百の居士を集めて第四回の結集を行いました。こうしてお釈迦様の教えはたくさんの経文となり、またいろいろな言語に翻訳されて後世に伝えられました。(続く) 

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