小説「仏教のながれ6」その13

 昭和33年(1958年)4月2日、第2代戸田会長が一切の願業を成就し、58歳で逝去されました。

 昭和35年(1960年)5月3日、創価学会に第3代の池田会長が就任しました。第3代池田会長のもと創価学会の弘教はさらに勢いを増し、日蓮正宗の信徒数は激増していきました。

 平成3年(1991年)11月、日蓮正宗の当時の法主(ほっす)から創価学会に「破門通告書」が送られてきました。この当時の法主は日顕(にっけん)といい、法主には絶対的な権威・権力があるとして僧が上で信徒が下であるという邪義を唱えたのです。創価学会は、法主に絶対的な権威・権力があるということ、僧が上で信徒が下であるということは御書のどこにも書いてないとお伺い書を出し、話し合いを申し込みました。日顕は話し合いに応じず一方的に創価学会を破門したのです。これは急に発生したのではなく日顕の20年に渡る策謀(さくぼう)でありました。

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