映画「恋妻家宮本」

主演: 阿部寛、天海祐希、菅野美穂

 陽平と美代子の二人は大学時代のときにできちゃった婚で結婚した。その子どもが独り立ちした後、50歳になって初めて夫婦ふたりきりの生活を送ることになる。そんなある日、陽平は美代子が隠していた離婚届を見つけて…。

 阿部寛の演技が相変わらずおもしろい。私はこの映画から重大なことを学びました。「正しい」ことを主張するのが私の普段の生き方。この映画では正しいことは正しいとしながらも「やさしさ」について主人公役の阿部寛に語らせる。ここに共感します。ひとに「やさしく」するということ、私自身の自戒を込めて全面的に支持します。

映画「コーヒーが冷めないうちに」

主演: 深水元基、有村架純、石田ゆり子

 過去に戻ることができる喫茶店。いかにも日本映画らしいパッピーエンドの楽しい作品。私はこういう作風が大好きです。ということで調べてみると「本屋大賞2017」にノミネートされた川口俊和の同名ベストセラー小説とありました。

 私は喫茶店が大好きです。チェーン店も好きですし映画に出てくるような個性あるお店も大好きです。でも、徐々にチェーン店が増えてくるのは寂しいのですけど、これは時代の流れでしょうか。仕事帰りにちょっと喫茶店に寄って行く。アルコールに弱いのでそうなるのかもしれない。でも、コーヒーは苦手です。何を飲むかと言えば「紅茶」、それもアッサムティー。

映画「昼下がりの情事」Love in the Afternoon

英語→字幕 主演: オードリー・ヘプバーン、ゲイリー・クーパー、モーリス・シュヴァリエ

 何と言っても私にとって最高の映画がこれです。DVDのおかげで何度も視聴することができるようになりとても幸せです。もちろん、映画館で初めて観賞したときの興奮は今でも鮮明に残っています。

 映画の出だし「セ・シ・ボン」の曲が流れてパリの雰囲気が一気に盛り上がる。ビリーワイルダー監督の映画づくりの上手さが光ります。素晴らしい監督の一人。この映画で流れる「魅惑のワルツ」の旋律が美しい。モーリス・シュヴァリエの父親の娘を思うまなざしも忘れがたい。前置きが長くなり、本当はオードリー・ヘプバーンについて書きたかったのですが文字数が多くなるのでやめます。が、ひとつだけ、彼女が背広の襟に挿した花を「May I」と言ってもらうシーンの声としぐさは永遠のオードリー・ヘプバーン。