読書「今日が、人生最後の日だったら。」

 千田拓哉著の本で書名に惹かれて読んでみました。読了後、ほんわかとした幸せな気分になりました。本の中で、ホテルのラウンジでのカッコいい女性について書かれていました。

「独りで颯爽と現れて、静かに本を読んでいる女性。本を読んでいる知的な女性の横顔はいつも美しい」

私も同感です。が、ホテルのラウンジはほとんど利用していませんので私がお会いすることはありませんね。でも、喫茶店で本を読んでいた女性の横顔が感動的に美しかったときのことを思い出しました。もう一度会ってみたい気分ですけど、それは「変なオジサン」ですね。

独り言「日暈(ひがさ)」


 写真は、太陽の周りにできた光輪、日暈と呼ばれるもので太陽に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪や、虹が現れる自然現象だそうです。6月1日の昼に見つけてスマホで撮りました。
「良いことが起こるお知らせ」との昔からの言い伝えもあるそうですので、良いことのおすそ分けです。

小説「仏教のながれ1」その6

 また、お釈迦様は以前に説かれた大集経で滅後の仏教の様子を五百年ずつ五つの時期に区分されています。「我が滅後に於いて…」と説き始め、お釈迦様が入滅して五百歳と五百歳を合わせた千年を正法時代、次の五百歳と五百歳を合わせた千年を像法時代とし、そのあとの時代を末法とされました。末法の始めを「後の五百歳(のちのごひゃくさい)」とされ、後の五百歳には「白法隠没(びゃくほうおんもつ)」するとされました。つまりお釈迦様の法が隠れ没するということです。すなわち、末法に入ると僧は戒律を守らず、争いばかり起こして邪見がはびこり、お釈迦様の法の力がなくなると説かれました。
(「仏教のながれ2」に続く)
[この物語は宗教家でもない宗教学者でもないただの小説家が書くフィクションであります。参考文献はこの物語が完結した時にまとめて掲載いたします]