映画「アマンダと僕」Amanda

フランス語→字幕 主演: バンサン・ラコステ、イゾール・ミュルトリエ、ステイシー・マーティン

 フランス語の響きに酔いたくて本日もフランス映画。パリのなんでもない街並みに心を預けていると突然の悲劇が襲います。母子家庭の母と7歳の娘、そして母の弟の「僕」がいます。突然の悲劇とは公園でのテロ事件によって母が亡くなったこと。残されたのは7歳の娘アマンダと母の弟のダヴィッド。

 ダヴィッドは仲良しだった姉を亡くし、残されたアマンダの親代わりという重荷を背負い途方にくれる。自分に当てはめ、もしアマンダだったらとても耐えられない、ダヴィッドだったら逃げ出したい気分。物語が進むにつれ二人を応援してしまいます。

『アマンダと僕』公式サイト

映画「パリの恋人たち」

フランス語→字幕 主演: ルイ・ガレル、レティシア・カスタ、リリー=ローズ・デップ

 フランス語が聴きたくてこの映画を選びました。キャッチコピーに「すぐれた短編小説のように、心にやさしいかすり傷を残す、フランス流大人のラブストーリー」とあります。

 物語の冒頭、男にとって衝撃的な彼女の告白がある。観ているこちらは「え?、え?、え?」と振り回される。しかし、こんなにやさしい男がいるの?フランス人だからなの?こんな疑問が大人のラブストーリー。

 パリの街とフランス語の響きを堪能いたしました。

『パリの恋人たち』オフィシャルサイト

映画「男と女 人生最良の日々」

フランス語→字幕 主演:アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、モニカ・ベルッチ

 とても素敵な作品です。解説→フランスのクロード・ルルーシュ監督が1966年に製作した「男と女」のスタッフとキャストが再結集して作った続編です(2021年製作)。前作の主演アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンが同じ役で53年後の2人の物語を過去の映像がところどころに挿入されて描かれています。

 老年となって穏やかな日々を映し出す映像が美しい。アヌーク・エーメのアンヌが微笑みながらジャンに語りかけるところはなんて素敵なんだろうと思う。こんな夢心地の時間を提供してくれた映画に乾杯!

 ところで、フランス語の響きが耳に心地良く響くのは僕だけでしょうか。僕はドイツ語が好きでハイデルベルクに留学、彼女はフランス語に魅せられてパリへ旅立ってしまった。53年後に再会できるでしょうか?