映画「ラブ・アット・サンセットテラス」Love at Sunset Terrace

英語→字幕 主演: エレン・ウォグロム、カルロ・マークス、エリカ・トレンブレイ

 カナダ映画。自然が美しい。こんな素敵なところに休暇で半月も行ってみたいものだ。映像が美しいので思わず深呼吸してみたり、自然の薫りを確かめたくて鼻をクンクンしてしまった。ワーカホリックのソフィーが仕事に疲れ、休暇を取って祖母の残した絵が描かれた場所を訪ねて行くところから始まる。

 絵というのはそのもの自体が一つの物語かもしれない。少なくとも映画の中の絵は物語を持っていてソフィーには物語を創ってあげている。絵に対する新しい見方を発見した。ともかく、この作品はほのぼのと心が癒される。ワーカホリックで仕事に疲れた女性はこの映画を観て癒されましょう。

映画「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」Interlude in Praghe

英語→字幕 主演: アナイリン・バーナード、モーフィッド・クラーク、ジェームズ・ピュアフォイ

 1878年のプラハが舞台。このころオペラ「フィガロの結婚」が話題で楽曲を担当したモーツァルトが注目されていた。これはオペラ「ドン・ジョヴァンニ」をプラハで初演したという史実から着想を得た映画である。モーツァルトの音楽はいいですね。さて、この映画はチェコ・イギリス合作ということで使われているのは英語なのですが、ミスター、ミセス、ミスではなくドイツ語のHerr、Frau、Fräuleinが話されていた。なんの意味があるのでしょう?

 チェコ人の友達がいるので何回かプラハに旅行しました。プラハは美しい街です。私はドイツの石畳みの道に憧れてドイツ語を勉強しましたが、プラハの石畳みの道も立派なものです。映画の中で馬車で移動するシーンがありました。馬車のために石畳みの道があるのですね。今頃気が付きました。

映画「いしゃ先生」

主演: 平山あや、榎木孝明、池田有希子

 昭和10年、無医村だった山形県大井沢村に新設した診療所で生涯を医療にささげた女性医師の実話。東京女子医専を卒業して医師となった志田周子(ちかこ)の人生を丁寧に追っている。村の女医に対する偏見と治療費が払えなくて女医の診察を拒否する村人。昭和10年ごろの医療体制下では治療費の支払いは村人にとって大変だろうと思った。昭和36年に国民皆保険の体制が整えられたと映画の終わりにテロップが流された。彼女を先駆者として尊敬します。

 昭和50年ごろ出張で東京から山形へ夜行列車で行った。朝到着して駅近くの食堂で朝食をいただいた。その時のご飯のおいしかったことを強烈に覚えている「山形の米はうまい」。景色として見た田植えはまだ腰を曲げて手で行なっていた。昭和は時とともに良くなる時代でしたね。