映画「この道」

主演: 大森南朋、AKIRA、貫地谷しほり

 日本の良き映画。詩人の北原白秋と音楽家の山田耕筰との友情を軸に童謡をつくっていく日本人の琴線にふれる作品。私でも童謡「この道」は自然に口ずさむことができる。懐かしい故郷の道を歩いている情景をいだかせる。東京生まれの東京育ちに故郷などはないのだが、「この道」の童謡はそれでも故郷の情景をいだかせる。

この道はいつかきた道

ああ そうだよ

あかしやの花が咲いてる

映画「マイ・プレシャス・リスト」Carrie Pilby

英語語→字幕 主演: ベル・パウリー、ガブリエル・バーン、ネイサン・レイン

 さて、昨日はいいことがありましたか。私はありましたよ。「それはどんなことですか?」って、秘密です。きょうの映画はIQ185である女の子のこと。女の子キャリーが子供から大人へ成長する過程をコミカルに描き観客を楽しませてくれる。アメリカ映画らしい作りだと思った。

 この映画の中でBucket List (棺桶リスト)の熟語を聴き取った。10月17日に投稿した映画の原題だ。アメリカではこういう熟語が普通に使われるのですね。ともかく「プレシャス(precious)」は貴重なという意味で彼女にとって貴重な時間であり貴重な経験だということですね。日本人にはないミドルネームがオチになるところがおもしろい。このオチは映画を観て確かめてください。

映画「パリに見出されたピアニスト」Au bout des digits

フランス語→字幕 主演: ランベール・ウィルソン、クリスティン・スコット・トーマス、ジュール・ベンシェトリ

 きょうは2021年11月11日で「1」が五つ並んでいます。何かいいことが起きそうなそんな予感のする日です。シンデレラが帰らなければならない時刻まで楽しみにして待ちましょう。

 さて、映画はパリ北駅に置いてあるストリートピアノから始まる。一人の青年がそのピアノを弾いている。その青年の才能に強く惹かれたのが音楽学校のディレクターである。あとは紆余曲折のサクセスストーリー。私には音楽の才能がない。ただただ音楽家を尊敬し、音楽を聴く方として楽しませていただいています。以前に書いた映画「羊と鋼の森」はピアノ調律師のお話しですが、この映画を観たあとピアノ関係の映画を立て続けに観てすっかりピアノの魅力に嵌まってしまった。私の耳がピアノの音に目覚めたのでしょう、映画を観てるだけでピアノに癒されます。