小説「仏教のながれ3」その4

 そして著者は仏教の唯識思想の「阿頼耶識(あらやしき)」に言及され、「この阿頼耶識には、過去のすべての結果であり、未来のすべての原因となる種子が眠っているとされている」と紹介されています。著者のまことに深い洞察と思います。付け加えますと第八識の阿頼耶とは蔵(くら)のことで、一切法を含蔵するので蔵識といい、一切の現象を生ずる根源となる識であります。この第八識があらゆる存在を可能とする種子を貯蔵しているので一切種子蔵ともいわれます。

 西暦2022年に生きる現代人は、阿頼耶識で説明されるよりゼロ・ポイント・フィールドで説明される方が理解しやすいと思います。それで、最先端科学の仮説ではありますが、以降、ゼロ・ポイント・フィールドで第八識を説明させていただきます。なお、第九識はあとで説明しますので、今は第九識もあると記憶に留めていただきたく思います。

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