主演: 平山あや、榎木孝明、池田有希子
昭和10年、無医村だった山形県大井沢村に新設した診療所で生涯を医療にささげた女性医師の実話。東京女子医専を卒業して医師となった志田周子(ちかこ)の人生を丁寧に追っている。村の女医に対する偏見と治療費が払えなくて女医の診察を拒否する村人。昭和10年ごろの医療体制下では治療費の支払いは村人にとって大変だろうと思った。昭和36年に国民皆保険の体制が整えられたと映画の終わりにテロップが流された。彼女を先駆者として尊敬します。
昭和50年ごろ出張で東京から山形へ夜行列車で行った。朝到着して駅近くの食堂で朝食をいただいた。その時のご飯のおいしかったことを強烈に覚えている「山形の米はうまい」。景色として見た田植えはまだ腰を曲げて手で行なっていた。昭和は時とともに良くなる時代でしたね。